イナックストイレのオーバーフロー管は38から66まで3つのサイズといくつかのタイプがあります。
当社ではどのサイズのオーバーフロー管も交換に対応しています。
通常在庫品での交換のほかに既に廃盤となっているオーバーフロー管を代替品などに交換して修理をすることも可能です。
他社で、これはもう直らないからトイレ全体を交換するしか方法がないと言われた場合も一度お気軽に問い合わせてみてください。
トイレの止水栓はタンク横のあたりに、マイナスドライバーで回せる金属製の金具か、黒く丸いへこみがあると思いますので、それを時計まわりに回して止水します。
水道の元栓はマンションのお部屋の玄関扉の左右どちらかにある金属製の扉の中にあります。ガス栓と間違わないように注意して、水道メーターの横にある栓を回してください。
アパートや低層マンションは、建物一階の通路や階段下に四角いフタが並んでいる場合がありますのでご確認ください。
戸建住宅の場合は、屋外の地面に量水器と書いた四角いフタがありますので、その中のハンドルレバーをまわして止水してください。
交換するオーバーフロー管の適合を調べるためにご使用中のトイレタンク品番をお知らせください。
INAXのトイレタンクの場合は、タンクの左側面の下のほうに品番シールが貼ってあります。
DTまたはGから始まるアルファベッと数字の組み合わせになっていますので、お知らせいただきます様お願いします。
タンクの中にある丸いフロートゴムをご家庭で交換するときに、オーバーフロー管に手が触れて折れることがあります。
10年以上が経過したオーバーフロー管は少し手が触れただけで折れますので、負荷をかけないように作業を行ってください。
もし、オーバーフロー管が折れた場合はご家庭での対処は難しいため、オーバーフロー管の交換をお申込みください。
止水栓や水道の元栓を閉めて水が出ない状態だと、レバーを回してトイレの水を流すことができません。
その時はバケツに6リットルから8リットルの水を入れて、便器内の水溜まり箇所にサバっと流しての便器洗浄をお試しください。
水が飛び散らないような勢いで、バケツの水を4秒か5秒くらいで流せば洗浄できると思います。
トイレの水が止まらない原因には次のようなものがあります。
チョロチョロと少量の水が便器に流れ続けている場合はオーバーフロー管がひび割れているか、丸い球体のフロートゴムが劣化している可能性があります。
トイレレバーで水を流した時と同いくらいの水量が便器に流れ続けている場合は、オーバーフロー管が折れているか、タンク内にあるボールタップというパーツが壊れている可能性があります。
オーバーフロー管が折れているか、ひび割れている可能性がある場合は、止水栓か水道の元栓を閉めてからトイレタンクのフタを開けてオーバーフロー管を突いてみるとわかります。グラグラしていれば折れているかひび割れていますので交換が必用です。
トイレの止水栓や水道の元栓を閉めることができない場合に、トイレタンクのフタを開けると何かのはずみで水が噴き出して止まらなくなるため、水が止まっていない場合は危険回避の意味も含めて自分で点検をせずに、トイレの点検と修理をお申込みください。
何年も回したことがない止水栓や元栓はチカラを入れても回らないことがありますので、回らない時、または途中まで回るが最後までは回らない時は無理をせずにお任せ頂ければと思います。
トイレタンクの多くは陶器製ですが、中には便座と一体になった樹脂製のトイレタンクもございます。
当社では樹脂製トイレタンクの部品入手が困難な場合がございます。
そのため、樹脂製トイレタンクのオーバーフロー管が折れた場合は、メーカー様にご相談されることをお勧めしています。