そろそろ我が家もキッチンに浄水器や食洗機を取り付けたいな…とお考えになる方もいらっしゃいますよね。
しかし、浄水器と食洗機は買っただけでは水が出て使用ができるわけではありません。
このページでは、キッチンに分岐水栓を取り付けて浄水器や置き型食洗機を取り付ける方法についてご紹介しています。方法は複数あります。みなさまのお宅にはどのような方法が最適か、ぜひこちらのページを参考にしてみてください。
目次
まず浄水器の種類について解説していきます。
浄水器のタイプは大きく分けて「ビルトイン型浄水器」と「置き型浄水器」があります。
それぞれに良し悪しがありますが、現在ではビルトイン型浄水器のほうが人気があると言ってよいでしょう。
【ビルトイン浄水器とは】
キッチン水栓、または浄水器専用水栓と一体になった浄水器で浄水カートリッジ(フィルター部)をシンクの下の収納内部に設置するのが特徴です。シンクの上がすっきりして、浄水器が目立たないというメリットがあり、人気があります。
【置き型浄水器】
据え置き型浄水器とも呼ばれます。こちらは水栓と浄水器をホースでつないで使用するタイプです。本体はシンクの上に置くため、やや場所を取ることがあります。
ビルトイン、置き型以外にも一体型整水器などがあります。
【浄水器は置いただけでは使えません】
置き型浄水器を設置希望の方も多いかと思います。こちら、購入してシンクの上に置いてすぐに使用できるものではありません。当然のことですが、浄水器から水が出てくるということは、給水パイプにつなぐ必要があるのです。浄水器を買ったらすぐに使えるというわけではありませんのでご注意ください。
では、どうやって給水パイプにつなぐの? 今のキッチン水栓では浄水器がついていないし…。このように思う方もいるかと思います。そのような方におすすめしたいのが分岐専用水栓です。
キッチンに浄水器を取り付ける場合は、分岐(ぶんき)専用水栓を取り付けて浄水器と接続する方法があります。
【分岐専用水栓】
下の画像のパーツが分岐専用水栓です。(一例)
分岐専用水栓とはキッチン水栓とは別の場所に取り付けるタイプのものです。コンセントタップのようなイメージを抱いていただくとわかりやすいかと思います。
電気のコンセントが足りないとき、タップを設置すると使用できるコンセントが増えますよね。そこにコードを挿していくかと思います。このような役割が分岐専用水栓にもあるのです。
上の画像の赤色矢印で示しているのが分岐専用水栓です。分岐専用水栓にホースが接続されて右側に写る浄水器に繋がっています。
既存の水栓を一度分解してから分岐金具を挟み込む方法で浄水器に接続する方法もあります。
しかし、こちらの方法は高い確率で水漏れがするために当社ではおすすめしていません。作業をお断りさせていただくこともありますので、あらかじめご了承ください。
シャワー引出し式水栓でなくても問題のないお宅には、分岐口付きの新しいキッチン水栓に交換するという手段もあります。
分岐口付きキッチン水栓については次でご紹介いたします。
アパートやマンションなど賃貸のお部屋にお住まいの方で、浄水器を取り付けたいという方も多くいらっしゃるでしょう。しかし、勝手に浄水器を取り付けていいのかな…と気になるところです。
賃貸物件にお住まいの方も浄水器の取り付けは諦めないでくださいね。
賃貸物件にお住まいの方は「TOTO TKS05309J」へ水栓を交換してから、分岐金具を取り付ける方法があります。
それ以外の方法として、分岐付きキッチン水栓への交換もあります。
上の画像のような分岐があらかじめついているタイプのキッチン水栓に交換することで浄水器の取り付けが可能になります。分岐に浄水器のホースを接続するだけで浄水器が使用できるようになるため便利です。
【賃貸物件で水栓を交換してよいのか】
まず最初に「原状回復」(げんじょうかいふく)についてご説明します。賃貸の部屋を退去する際には、入居時の状態に戻すことが課されています。これを原状回復と呼びます。この原状回復があるため、賃貸物件の場合、入居者さまが勝手に部屋の工事をすることは困難なのです。
しかし、「TOTO TKS05309」に交換して浄水器を設置する方法だと許可を得ることができる可能性があります。
大家さんや管理会社などにキッチン水栓を「TOTO TKS05309」に交換してもらえないか交渉してみてください。分岐金具は借家人の負担のもと取り付けることをおすすめします。つまり入居者さまがお金を払って分岐金具を取り付けるということです。
この「TOTO TKS05309」であれば浄水器の取り付けが他の水栓と比べて簡単です。(くわしくは後述いたします)
すでに説明したように、退去時には原状回復をしなければなりません。この場合は、分岐金具だけを取り外すだけで問題ありません。
さて、肝心の「TOTO TKS05309」について解説します。「TOTO TKS05309」とは下の画像の水栓のことです。
参照:TOTO
シングルレバー水栓(レバーハンドルが1つのタイプ)です。
なぜこの「TOTO TKS05309」に交換する必要があるの? 普通の水栓と同じに見えるけど…と思う方もいらっしゃるでしょう。しかし、この「TOTO TKS05309」にはヒミツがあるのです。それが分岐口です。
下の画像の赤色矢印で示している部分が分岐口です。
この分岐口に分岐金具(コンセントのタップだとお考えください)を取り付けることで、浄水器への接続が実現します。
管理会社側でキッチン水栓の交換は難しいと断られることもあるかと思います。
その時は対費用効果の問題もあるかと思いますが、ご自身で水栓交換費用を負担することで水栓交換が可能かどうか、また次でご紹介する内容も含めて検討してみてください。
キッチンシンクの天板がステンレスのお宅には、天板に小さな穴を開けて、分岐専用水栓を取り付ける方法がおすすめです。
実際に工事を行った事例をご紹介します。
お客さまから「キッチンに浄水器を設置したい」とのお電話がありました。このお客さまは戸建て住宅にお住まいで、既存のキッチン水栓は浄水器がついていないタイプで、新たに浄水器を取り付けたいとのご希望でした。
過去にこのお宅では水周りの工事をしたことがあり、リピーターさまでした。いつもありがとうございます。
スマホで「浄水器 取り付け方法」と調べたところ、工事が必要そうだな…と感じたそうです。工事をするのであれば、知らない業者は不安だし、過去に修理依頼をしたことがある知っている地元の業者にしようとお考えになり、当社に電話をくださいました。近年話題になっているぼったくり業者のことも頭に浮かんだそうです…。
お客さまとの事前の相談の結果、今回はキッチン天板に穴をあけて分岐専用水栓を取り付けてそこから浄水器に接続する方法をとることにしました。
①お客さまから今使っているキッチン水栓は気に入っていてこれからも使いたいとおっしゃっていたこと、②ステンレス製のシンクで穴があけられるタイプだったこと、③なるべく給水ホースが目立たないように設置したいとご希望だったこと。
今回はこの3点が分岐専用水栓の取り付けをする理由となりました。
お客さまにはあらかじめ費用の見積もりは提示済みで、すでに工事の申込みをしていただいていました。念のため現地で再度費用についての説明や具体的な作業方法をお伝えしたところ、同意を得ることができたので、作業に入ります。
繰り返しますが、今回のお宅はキッチンシンクがステンレス製だったことも関係して、天板に小さな穴を開けて分岐専用水栓を取り付けることになったのです。しっかりと採寸をして工具を使って穴を開けていきます。
シンクに穴を開けた部分にこのページ上部でご紹介した画像の分岐水栓を取り付けます。この分岐水栓に浄水器のホースを接続。
浄水器のレバーを操作し、吐水・止水が問題なくできるかお客さまと一緒に確認をしました。
分岐専用水栓とは既存のキッチン水栓とはまた別の水栓です。分岐金具にホースを取り付け、そのホースの反対側に浄水器を取り付けることで、浄水器から水が出るようにします。
この方法であれば、既存のキッチン水栓のメーカーや型番に関係なく、分岐専用水栓の取り付けができるのです。
専用水栓を取り付けるメリットは、キッチン水栓が故障した影響を受けないことにあります。
毎日のように使用するキッチン水栓は、いつか故障をして使用できなくなります。キッチン水栓から分岐をしている場合は、その時に分岐をどうするか再検討をする必要が出て、その分の費用もかかってきます。
専用水栓を取り付けておくことで、その問題はなくなるのです。
下の画像は、当社が過去にお客さまのご希望で分岐付きキッチン水栓に交換したときの画像です。
お客さまから浄水器の設置の依頼があり、相談したのち、キッチン水栓を分岐付き水栓に交換することになったのです。たまたまこのお客さま宅のキッチン水栓は設置してから年数が経過していて経年劣化による不具合が発生していました。お客さまがこのタイミングで水栓をまるごと新しくしたいとご希望だったことから水栓交換にいたったのです。
分岐付きの水栓に交換後、分岐に浄水器のホースを接続しました。問題なく浄水器から水が出るかどうかを確認済みです。
浄水器だけでなく置き型食洗機も併せて取り付けたいとご希望の方もいらっしゃるでしょう。
置き型食洗機は設置して電気コンセントを繋いだ状態ならすぐに使えるというわけではありません。水を使って洗うため、置き型食洗機も水栓に接続する必要があるのです。
その方法もご紹介いたします。
【分岐口つきの水栓に交換をして置き型食洗機と浄水器を設置する方法】
まず、分岐口つきのキッチン水栓に交換します。
この分岐口は左右に1つずつ、合わせて2つついています。上の画像では一箇所の分岐口を示していますが、この裏側にもう1つ分岐口があります。
2つの分岐口があるので、1つは浄水器に、そしてもう1つは置き型食洗機に使用することが可能です。
下の画像のように向かって右の分岐口には浄水器を繋ぎ、向かって左には置き型食洗機に接続させることができます。
キッチン水栓を分岐口つきの交換することで、浄水器と置き型洗濯機の設置が可能です。
分岐口があるキッチン水栓であれば、分岐を繋ぐだけで浄水器、食洗機が使用できるのです。分岐口がないキッチン水栓をお使いの方の場合は、分岐口つき水栓に交換する必要があります。
他にも取り付ける方法がありますので、ご紹介します。
【分岐金具を取り付けて置き型食洗機、浄水器を設置する方法】
分岐口つきキッチン水栓を使用しない方法もございます。
それは分岐専用水栓を新規に取り付ける方法です。
このとき必要になるのが下の分岐専用水栓です。
上の画像、向かって右と左にそれぞれ分岐があります。この2つの分岐をそれぞれ置き型食洗機と浄水器に接続することで設置をすることができます。
浄水器のみを設置したい方にもこちらの2つ分岐があるタイプの分岐専用水栓がおすすめです。あとから置き型食洗機も取り付けたいときには2つ分岐があるタイプが便利です。
【分岐口つき水栓と分岐金具取付の違い】
浄水器や置き型食洗機の取り付けは、分岐口付き水栓に交換するか、分岐金具を取り付けるかの2パターンがあることがわかりました。
それぞれの違いは以下のとおりです。
〇分岐口付き水栓を取り付ける方法〇
・今までのキッチン水栓を取り外し、新しい分岐口付き水栓を取り付ける。
・ステンレスのシンクに新しく穴を開ける必要がない。
・適合する分岐口つき水栓でなければならない
〇分岐金具を取り付ける方法〇
・分岐口付きのキッチン水栓であれば、分岐金具を取り付けるだけで浄水器や食洗機を使うことができる。
・分岐口がないキッチン水栓の場合は、分岐口つきキッチン水栓に交換したあと、分岐金具を取り付けて浄水器や食洗機を使うことができる。
浄水器、食洗機の取り付けは当社にお任せください
浄水器の取り付け1つをとっても方法は複数あることがわかりました。しかし、文字と画像での説明だったために、それぞれの方法の違いがわかりにくく感じた方もいらっしゃるでしょう。
浄水器や食洗機の取り付け方法には、それぞれにメリット・デメリットがあります。お客さまのご希望もあるかと思います。
当社は浄水器の設置、食洗機の設置に長けております。具体的な作業方法や取り付け方法の違い、メリット・デメリットなどをご案内いたします。浄水器・食洗機の取り付けに疑問やご希望がありましたら、なんなりとお申し付けください。
どの方法がいいのか悩んでいる方も、親身にアドバイスいたします。
フリーダイヤル:0120-341-321
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