トイレ便器の中に水たまりが見えると思います。その水たまり箇所にチョロチョロと少量の水漏れがすることがあります。またけっこう大量の水がジャアジャアと漏れるトラブルもたまに発生します。
このページではそんな便器への水漏れについて詳しく書きたいと思います。
立川市内にお住まいのお客さまから次のような修理依頼がありました。
「トイレ便器に水がずっとチョロチョロと流れているので、修理に来てほしい。」とのこと。すぐに立川市内のお宅に修理訪問をして、お客さまから詳しいお話を聞いてみました。お客さまによると、トイレを使用しようとして便座のフタを開けたところ、便器の水たまりの表面が揺れていて水が少量流れているのがわかったそう。
トイレ使用直後だったわけではなく、この前にトイレを使用なさったのは2時間は前とのことでした。つまり、水が2時間ほどずっとチョロチョロと流れていたことになり、慌ててネットで修理業者を探されたそうです。当社のホームページを見つけて、お電話をしてくださったようでした。今回のお宅のトイレはTOTO社のものです。さて、トイレ便器に水が漏れる原因とはそもそも何か、ここで見てみましょう。
〇便器へのチョロチョロ水漏れの原因
今回のお宅のようなTOTOトイレの便器にチョロチョロと水が漏れる原因は複数あります。考えられるのは、トイレタンク内にあるパーツの不具合です。トイレタンク内には、パーツが複数入っています。常に水にひたっているわけですから、これらのパーツは経年劣化をしやすいのです。まず最初に考えられるのが、排水弁バルブのゴムの劣化。
TOTOやINAXトイレの場合は、フロートゴムの劣化やオーバーフロー管のひび割れの可能性も考えられます。また、ボールタップが劣化することで正常に止水ができていないこともあり得ます。
〇便器へのジャージャー水漏れ
ジャージャー水漏れは、チョロチョロ水漏れよりも水漏れ量が多いトラブル。こちらもトイレタンク内にあるパーツの不具合が考えられます。オーバーフロー管が割れている場合や、折れている場合だと、ジャージャーと便器に水が勢いよく流れ続けます。またトイレタンク内にはチェーン(クサリ)と呼ばれるパーツがあり、トイレタンク内の他のパーツに引っかかっていると、排水弁のゴム部が浮いたままになります。トイレタンクの栓が開いたままの状態になるため、水がジャージャーと流れ続けてしまうことも。さらに、ボールタップの浮き球が、他のパーツに引っかかっていても、水がジャージャーと流れ続けます。
このように、便器に水が流れ続ける原因は複数ありますので、まずは原因を正確に知ることが重要です。
では、話題をトイレ修理の現場に戻しましょう。
立川市のお宅のトイレを点検したところ、排水弁バルブのゴムが劣化していることがわかりました。このゴムはトイレタンク内の底に位置しているパーツ。ゴムが栓の役目となっています。このゴムが劣化していると、トイレタンクに栓がきちんとされていない状態になるわけですので、タンク内の水が便器にチョロチョロと流れ続けるのです。
お客さまに排水弁バルブのゴム部が劣化していること、新しいパーツに交換をしたら修理ができること、さらに修理をする場合の費用見積りをご案内。すぐにお客さまから同意を得ることができましたので、正式にお申込みをしていただきました。
トイレタンクから劣化した排水弁バルブを取り外し、適合する新しいものに交換をします。取り外した排水弁バルブのゴム部をお客さまにお見せし、劣化の説明もさせていただきました。作業後にトイレの水を流してみて、お客さまと一緒にチョロチョロ水漏れがないことを確認いたしました。
さて、ここからはまた別のお宅での修理事例をご紹介いたします。
「トイレ便器に水がジャージャーと流れ続けて、止めることができないので、修理に来てほしい。」とのご連絡が入りました。現場にうかがい、お客さまから詳しいお話をうかがいます。
この日の正午にトイレを使用したあと、すぐに近くのスーパーにお買い物に出かけられたそうです。1時間弱したところで、ご帰宅したところ、トイレからジャージャーという水の音が聞こえたそうです。不在にしていた1時間弱の間、ずっと便器に水が流れていたことになり、慌ててネットでトイレ修理業者をお探しになったとのこと。当社のホームページが目にとまり、修理依頼のお電話をくださったのでした。
1つ前の項目でもご紹介したように、トイレ便器への水漏れの原因は複数あります。多くがトイレタンク内のパーツの不具合です。まずはトイレタンクを点検してみて、水漏れ原因を調べてみます。見たところ、オーバーフロー管が折れていることがわかりました。折れた部分からトイレタンク内の水が便器内に流れてしまっていたのです。オーバーフロー管は規格が複数あります。そのため、このお宅のトイレに適合する規格のものでないと修理ができないのです。どんなオーバーフロー管でも良いわけではないので、注意が必要です。
この場合は、適合する新しいオーバーフロー管に交換することで修理ができますので、そのことをお客さまにお伝えします。さらに修理に関する費用のお見積りを併せてご案内。諸々についてお客さまから同意を得ることができましたので、修理作業にうつります。
トイレタンクの中から劣化したオーバーフロー管を取り出して、新しいものへと交換しました。作業後に、トイレの水を流してみて、ジャージャー水漏れがないことをお客さまと一緒に確認しました。
今回は、排水弁バルブのゴムの劣化によるチョロチョロ漏れと、折れたオーバーフロー管によるジャージャー水漏れをご紹介しましたが、当社はどのようなトイレの水漏れにも対応しております。もしものことがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
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